屋上に見えるクレーンの最後

建設現場の屋上にクレーンがあって、

あれ最後どうするの?

って聞かれることがよくあります。


結構気になる人がいる様ですよね。


あれはね、クレーンで下ろしてます。


クレーンを、クレーンで


あれは、タワークレーンというんですが、作り方(上げ方)から説明すると、2種類あるんですが、

まずクレーンは真ん中のポールと、クレーン本体があって、ポールをつたって上に上がるんですが、もっと高い階まで伸ばしたい時にはクレーンが自分で上の階のポールを吊って自分の上に付けます。

2フロア分くらいですかね、ポールを伸ばします。


そのポールをよじ登っていきます。

つまり、自分で自分を吊ってどんどん高く上がっていきます。

このタイプをマストクライミング方式といいます。

もう一つはフロアクライミング方式といいます。

そっちは、……割愛します。


下ろす時も2種類で変わり、建物の外側にある場合(マストクライミング)と建物の中側を登っていってるタイプ(フロアクライミング)。


建物の外のタイプは先程の逆で、クレーン本体が下がって、上に飛び出た不要なポールを吊って下ろす。自分が下がる、ポールを下ろす。でどんどん下がって行くっていう感じです。


次にポールが建物の中を通っていて本体が下がれないパターンのやつ。

これは、クレーンで屋上にちょっと小さいクレーンを上げて、屋上で小さいクレーンを組み立てて大きなクレーンを下に下ろし、

更にもっと小さいクレーンを上げてを繰り返して、段々小さくしていって最後は人間が乗るエレベーターに部品が載せられるサイズになったら分解してエレベーターで下ろすパターンですね。


クレーンの解体は、基本的に鳶の仕事なんですが、あの上にスイスイ登って行く彼らは凄いですよね。


ちなみにタワークレーンの操作としてはリモコンで動かすか、オペレーターが乗ってるかの2パターンです。


車型のクレーンは、キャタピラの物やよく街に走ってるタイヤのタイプのやつですが、

あれはタワークレーンよりも巻き上げたり下ろしたり横移動も早いです。


建設現場の土地が広かったりする場合にはタワーじゃないタイプも多いですが、タワーより車のクレーンが良いですね。

吊るフックの所にカメラが付いていて、オペレーターが上手いこと荷物を置いてくれたりします。


クレーンのオペレーターは昔はずっと仕事が無くならないし、給料も高くて資格を持っていたら強いとかよく言われてましたね。


しかし今はなかなか厳しいと聞きます。

今はタワークレーンの現場が多いからですね。

都内の小規模から中規模程度までの現場ではほぼタワークレーンですね。


そういえば何故か、タワークレーンに蜂の巣が出来ることが結構あるんですよねー

あれ何でなんだろう。何かしらの条件が整ってるんでしょうね。隙間とか



何故蜂の巣が出来易いか詳しい人いたら教えてください。